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小林よしのり
2025.1.6 11:33日々の出来事

おまえは何かしているのか?客を呼ぶ工夫を!

昨日のNHK大河「べらぼう」を見て、田沼意次の
セリフに衝撃を受けた。
わしがずっと自分に課している心がけだったし、
現在のわしの心境を射抜いて来る言葉だったからだ。

「吉原では女性の人権が蔑ろにされている。このまま
じゃ衰退して滅びてしまう」と訴える主人公・蔦重に
対して、田沼がこう言い放つ。
「おまえは何かしているのか?
客を呼ぶ工夫を!」

タイミングが良すぎる。なんで今のわしの心境を
言い当てるのだ?
愛子さまが皇太子殿下になって欲しい。
そのために議論だけして、客を啓蒙していても、
集客は減っていくばかり。
正しいことを主張していれば、客が来ると思って
いたら大間違いだ。

今年の「愛子さま祭り」はどうするか?
去年も、一昨年も、それなりに工夫はした。
だが今年はまた新たな工夫をして挑むしかない。
秘書岸端が良いヒントをくれた。
昨日、総合Pちぇぶに話したら、大賛成だった。
今年はこれで行く。

「おまえは何かしているのか?
客を呼ぶ工夫を!」
エンタメの精神がある奴とない奴は全然違う。
単なる「運動」で、正しいという信念だけで、
世の中を変えられると思ってる奴はオウム真理教
と同質である。
最後はサリン撒くしかなくなってしまう。
自分が問題なのだ。自分の工夫が足りないだけだ。

このドラマは、ここ数年、わしが言って来たテーマが
いくつも内包されている。
脚本家がどうさばくのか、大いに興味がある。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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